2021年01月31日(日)

ピコトーニングとピコフラクショナルとピコスポットの違い

日常の診療の中で必ず。聞かれること。でもその場で説明しても中々イメージがすぐにつかないのでまとめておこうと思います。

①ピコトーニング
 いちばん有名でピコトレーザーで美白作用にします。肌の基礎化粧品のようなレーザーです。最大のメリットは適応外の種類のシミがないことです。リスクも低く。紫外線によるシミ、ADM、肝斑、色素沈着、顔全体のくすみなどオールマイティに作用して美白にします。デメリットとしては回数が必要というところ。5回くらいの人もいれば20、30回当てる人もいます。どこをゴールに設定するかで変わってきますね。究極の美白を目指すなら、基礎化粧品のようにずっと定期的に当て続けるのが正解だと思います。

②ピコフラクショナル
 ピコレーザーでお肌の凹凸を改善したり毛穴を引き締めます。ダーマペンやCo2フラクショナルの親戚のレーザーです。最大のメリットはその他のレーザーがダウンタイム1週間が相場の所が、1日前後と少ない所です。デメリットとしてはダーマペンと比較すると1回あたりの効果が落ちるという所です。ピコトーニングと違い永遠に続ける方は稀ですが一定の効果を実感するには10回程度繰り返すのがおすすめです。

③ピコスポット
 いわゆるシミ取りレーザー。当てたところのシミがポロっと浮き上がって取れます。メリットは境界明瞭なはっきりとしたシミには1回でかなり薄くすることが可能であること。デメリットとしては適用が限られること、炎症性色素沈着のリスクがあることです。シミ、そばかすは1回でかなり改善し、濃いADMなども1か月半以上開けて5回程度繰り返せば薄くすることが出来ます。

3つの違いを理解して上手く使い分けるのが美肌への近道だと思います。だいたい1回前からピコスポットは大抵、抵抗があることが多いので。当院ではピコトーニングを5回くらい当てて、レーザーに慣れてきて肝斑も薄くなってきたタイミングで濃いシミにピコスポットを当てる方が多いです。肌は奥深い臓器ですね。

院長 米澤

2021/01/31 16:58 | よね先生のブログ | コメント(0)

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